Shopify Subscriptions(公式)でできないこと|無料アプリの限界と乗り換えの目安【2026年版】

Shopify Subscriptions(公式)でできないこと|無料アプリの限界と乗り換えの目安【2026年版】
INDEX

定期購入のアプリについて、Shopify App Storeで検索すると、唯一の無料アプリとして公式アプリ「Shopify Subscriptions」が出てきます。運営しているストアの規模が小さい場合、できるだけ公式の無料アプリで済ませたいという事業者も多いのではないでしょうか。とはいえ無料の場合、何か制限があるのではないかと不安になるものです。

そこで本記事では、公式アプリでできることとできないことを紹介します。

この記事でわかること

  • 公式アプリでできること(メリット)
  • 公式アプリでできないこと(デメリット)
  • 専業アプリへ乗り換える目安
  • 公式で物足りないときの選択肢

公式アプリでできること(基本機能)

今から定期購入を始める方にとって、下記のような最低限の機能は備わっています。

  • 週・月・年などの定期購入プランの作成
  • アカウントページからお客様自身でのスキップ・一時停止・キャンセル
  • 商品ページ・カート・サンキューページに定期購入のためのボタンや定期購入のプラン名を表示
  • 定期購入に関する通知メールの送信
  • 日本語対応

またShopifyが公式に開発したアプリですので、Shopify自体のアップデートと常に連動しており、不具合が起きにくいこともメリットの一つです。

公式アプリでできないこと

最低限の機能が備わっている一方で、公式アプリではできないこともいくつかあります。中にはストア運用にあたって大きな障壁になるものもあるので、一つ一つ見ていきましょう。

お客様自身で注文日・配送頻度の変更ができない

おそらく公式アプリを使用する上で、最もネックとなるところでしょう。定期購入の注文を行った後、顧客はストアのマイページから契約内容を確認できるのですが、公式アプリではそのマイページ上で次回注文日や配送頻度を変更できません。他の一般的なECサイトでは変更できることが多い項目ですので、お客様からストアへの問い合わせに繋がりやすいです。

従来(旧)のお客様アカウントに非対応

Shopifyには『従来のお客様アカウント』と『新しいお客様アカウント』があり、公式アプリで顧客が自分で定期購入を管理(スキップ・変更・解約など)できるのは、新しいお客様アカウントが前提です。従来アカウントのまま運用しているストアでは、顧客がアカウントページから定期購入を管理できません。

運用されているストアがどちらのアカウント方式かは顧客のログイン方式で見分けられますので、ご確認ください。

  • 「新しいお客様アカウント」:パスワードなしのメール認証方式でログインします。テーマやストアによらず、ページのデザインは共通です。
  • 「従来のお客様アカウント」:メールとパスワードの組み合わせでログインします。デザインは各テーマによって異なります。

通知メールの自由なカスタマイズができない

定期購入を導入する場合、通常の注文確認メールなどに加えて、配送サイクルの変更や配送前日のリマインドメールなど、多くの通知メールが必要になります。

公式でも通知メールは用意されているのですが、文面の編集は管理画面上からは行えず、メールテンプレートのコードを直接編集する必要があります。コーディングの知識がない場合、本文の変更はハードルが高めです。

解約アンケート機能がない

公式アプリには、解約理由を集めるアンケート機能がありません。どのような理由で解約されたのかが確認できないので、改善の打ち手を立てにくくなります。

「日」毎の配送頻度が選択できない

公式アプリでは、定期購入の販売プランを作成するときに選べる配送頻度は、「週」「月」「年」の単位のみです。これは大きな問題にはなりにくいですが、例えば「5日ごと」の販売プランなどは作成できませんので、注意が必要です。

こんなときは有料アプリへ

先ほど見たように公式アプリではいくつかの制限があります。上記を含めて、有料アプリの使用を検討した方がいい場合を整理します。

  • 契約内容を変更したいなどの問い合わせ対応に追われる
  • 通知メールをブランドに合わせて編集したい
  • 従来のアカウントページ内に定期購入を表示したい
  • 解約理由を集めて、改善につなげたい
  • 初回割引、BOX、会員ランクなど、凝った定期設計をしたい

上のどれかに当てはまる場合は、専業アプリへの乗り換えを検討するタイミングです。

有料アプリの選び方

では、有料アプリを使って定期購入を実装したい、あるいは公式アプリから他の有料アプリに乗り換えたいと思ったとき、どのような基準でアプリを選べばいいのでしょうか。

日本向けストアを運用している場合におすすめの6つのアプリについて、料金と機能を比較してみます。

アプリにかかる料金の比較(月額)

定期購買(ハックルベリー)かんたんサブスクMikawaya SubscriptionGO SUBXtheme - 定期購入
エントリープランSTANDARD $49Lite $15Light $12スターター $0ライト $10
販売手数料1%Lite 3%3%2%なし

※販売手数料というのは、定期購入アプリが定期購入の売上に対して課す手数料(%)を指します。売上によっては、固定金額よりも高い料金になることもあります。

主な機能の比較

各アプリの機能を下表にまとめました。ここで紹介するアプリについては、どれも基本的な機能は備えていますが、高度な機能については対応状況が異なります。

機能公式定期購買(ハックルベリー)Mikawaya SubscriptionGO SUBかんたんXtheme – 定期購入
数量・商品の変更(顧客)×
配送日時の指定・変更(顧客)×
スキップ/休止/解約(顧客)
多段階の割引(初回・継続)×△(配送料のみ)
会員ランク(ランク別割引)××××
解約アンケート×
支払い失敗の自動リトライ(ダニング)
通知メールの本文編集
差出人ドメイン/送信元の調整
BOX(商品の組み合わせ)×××
サンプル/初回切替(1・2回目で商品変更)××××
頒布会(回数ごとに内容変更)××××
お客様アカウント対応×
従来のお客様アカウント対応×

※ 注記:各社の対応状況は2026年6月時点の公開情報・各社ヘルプに基づく参考です(プランにより異なります)。機能は各アプリ会社によって更新される可能性があります。最新の情報は各アプリのドキュメントをご確認ください。

料金を重視する場合は、「GO SUB」や「Xtheme - 定期購入」が最も安い料金で運用できるのでおすすめです。

また公式のアプリでネックになっていた機能不足については、ほとんどの有料アプリで解消されるのですが、料金が高くてもより高度な機能を求める場合は、「定期購買(ハックルベリー)」が実績もありおすすめです。

さらに詳細なアプリの比較については、こちらの記事を参考にしてみてください。

Shopify定期購入アプリ徹底比較【2026年版】
関連記事

Shopify定期購入アプリ徹底比較【2026年版】

主要な定期購入アプリを料金・手数料・機能で徹底比較しています。

記事を読む

まとめ

「Shopify Subscriptions(公式)」は、無料・純正・日本語対応で、テスト的に定期購入を始めるには十分な基本機能を備えています。一方で、顧客自身での契約内容変更や、通知メールの自由な編集・解約アンケート・詳細割引・BOX等の作り込みはできません。これらが運用の障壁になったら、有料アプリへの乗り換えを検討しましょう。

よくある質問

Q.

「Shopify Subscriptions(公式)」は無料ですか?

A.

はい。Shopify純正で無料、日本語対応です。取引手数料もかかりません。

Q.

公式から有料アプリへ移行できますか?

A.

Shopify共通の仕組みの上で動くため移行は可能です。手順・費用はアプリにより異なるため、各アプリの確認が必要です。

Q.

いつ乗り換えるべきですか?

A.

通知メール編集・ダニング・解約アンケート・詳細割引など、『できないこと』が運用のボトルネックになったときが目安です。

Q.

手数料はどうなりますか?

A.

公式は無料・手数料なし。有料アプリは月額や販売手数料がかかる場合があります(「GO SUB」は一部プラン、「Xtheme – 定期購入」は全プラン販売手数料なし)。

出典・参考

  • Shopify Subscriptions(Shopify App Store・公式ヘルプ)

いずれも2026年時点の情報です。公開前に各公式ページで最新をご確認ください。